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株式会社カオナビの事業内容・カルチャー・採用情報
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株式会社カオナビは、クラウド型タレントマネジメントシステム「カオナビ」を運営する2008年設立のHRTech企業です。本社は東京都渋谷区の渋谷スクランブルスクエア38F、代表取締役社長CEOは佐藤寛之氏、連結従業員数は約394名(2024年3月期末時点)。ITR「ITR Market View:人材管理市場」で8年連続シェアNo.1を獲得しており、利用企業数は4,500社超、継続利用率99%超を誇る、国内タレマネ領域のデファクトSaaSです。2025年3月期にはARR100億円を突破、連結売上高は95.1億円(前年比+24.8%)と高成長を継続。2025年6月には米PEファンドのカーライル・グループ傘下で非公開化し、「AI駆動型タレントインテリジェンス企業」への進化を本格的に開始した、HR SaaSの代表格です。本記事では、カオナビの事業内容・カルチャー・市場でのポジション・転職市場での評価までをやさしく整理します。IT・SaaS企業の一覧はこちら。
カオナビが他社と一線を画すのは、「人事のためのシステム」ではなく「全社員が日常的に使う人材データベース」として設計されている点です。顔写真が並ぶ象徴的なUIで人材情報を直感的に把握でき、評価・1on1・スキル・経歴・組織図を1画面で横断できる体験は、HRシステムにありがちな”重さ”を排した独自の世界観をつくっています。蓄積されたデータは、評価・育成・配置・サクセッションプランといった「人的資本経営」の意思決定に直結し、単なる業務効率化ツールではなく経営の中核ツールとして利用されるケースが増えています。
もう一つの強みは、ARR(年間経常収益)型のサブスクリプションモデルを早期に確立し、4,500社超の顧客基盤と継続利用率99%超という極めて健全なストック収益を積み上げてきた点です。ビックカメラ、ユニ・チャーム、楽天モバイル、自治体まで導入企業は幅広く、規模・業種を問わず使われる「タレマネのデファクト」ポジションを獲得しています。SaaS全般の概念整理はSaaSとは?、HRTechの位置づけはHRTechとは?もあわせてご覧ください。
カオナビの主力は、その名を冠したタレントマネジメントシステム「カオナビ」一本です。シンプルに見えますが、内部は以下のような多機能モジュールで構成されています。
第一に、人材データベース機能。顔写真・基本情報・経歴・スキル・資格などを一元管理し、自由にカスタムフィールドを設計可能。組織図ビューや配置シミュレーション、後継者候補のマッピング(サクセッションプランニング)まで、人事戦略に必要な可視化機能をひととおりカバーします。
第二に、評価・1on1モジュール。MBO・OKR・コンピテンシー評価などのフレームに対応し、評価ワークフロー、360度評価、1on1の記録、目標進捗管理を統合。評価業務のペーパーレス化と、評価データの長期蓄積を同時に実現します。
第三に、サーベイ・分析機能。従業員サーベイ・エンゲージメント調査・パルスサーベイを社内で実施し、組織課題を定量的に把握。属性別の分析や時系列比較を通じて、人的資本開示にも活用できるダッシュボードを提供します。
第四に、隣接領域への拡張です。カーライル傘下入り後は、労務管理など人事領域の隣接プロダクトへの進出、AI履歴書解析やAIアシスタントなどのAI機能強化、グローバル展開を見据えた基盤整備が加速しています。SmartHRやfreee人事労務といった労務系SaaSとも連携しやすい設計で、「人事データを軸にしたエコシステム」を志向しています。
カオナビのカルチャーを象徴するキーワードが、「one to oneの人材マネジメント」というプロダクトのコンセプトと、そこから派生した「個を尊重する」「自律的に動く」という組織観です。プロダクトが体現している価値観を、そのまま自社のカルチャーに反映している点が特徴で、HR SaaSのなかでも珍しい一貫性を持っています。
働き方の面では、「My Work Style制度」によりハイブリッド勤務を採用。フルリモート可のポジションも多く、コアタイムなしのスーパーフレックスタイム制、中抜けが可能な「スイッチワーク」、月±20時間の労働時間調整など、自走的に成果を出す働き方を支える制度が整備されています。子育て世代やUターン・Iターン人材も活躍しており、東京一極集中ではないチーム運営が進んでいます。
給与面では、エンジニア職の想定年収レンジが500〜900万円、マネージャーは900万円超を狙えるレンジで、HR SaaSとしては高水準。新卒初任給37万5,000円もインパクトがあり、若手層にも訴求できる報酬体系を整えています。中途採用比率が高く、SaaS・コンサル・大手SIerなど多様なバックグラウンドのメンバーが集まる「実力主義×心理的安全性」のカルチャーが磨かれてきました。
カオナビは、ITR「ITR Market View:人材管理市場2023」において、全体市場およびSaaS型(クラウド)市場ともに第1位を獲得。8年連続でシェアNo.1を維持し、売上金額シェアは24.0%(2022年度予測)に達しています。主な競合としては、SmartHR(タレマネ機能)、HRBrain、タレントパレット、あしたのチーム、Wevox、Geppoなどが挙げられますが、利用企業数・継続率・ブランド認知のいずれにおいてもカオナビは頭ひとつ抜けた存在です。
事業環境としては、2023年以降の人的資本開示義務化、リスキリング推進、ジョブ型雇用への移行など、タレントマネジメントへの追い風が極めて強い局面が続いています。これを受けてカオナビは2025年2月に株式非公開化を発表し、米PEファンドのカーライル・グループによるTOB(買付価格1株4,380円、買収総額約509億円)が同年3月に成立。2025年6月11日をもって東証グロース市場から上場廃止となりました。佐藤社長は「5年後の再上場」を公約として掲げており、PE資本×SaaS再成長の象徴的ケースとして国内外から注目を集めています。労務管理など隣接領域への進出、AI駆動型タレントインテリジェンスへの転換が、非公開化後の最重要テーマです。
カオナビの採用は、コーポレートサイトと並行して採用サイトrecruit.kaonavi.jpが中心です。エンジニア(バックエンド/フロントエンド/SRE/QA/セキュリティ)、PdM、デザイナー、データサイエンティスト、セールス、カスタマーサクセス、マーケティング、コーポレート系まで幅広く募集されており、非公開化後の事業拡張に向けて中途採用は活発な状態が続いています。
求められるスキルは職種により異なりますが、共通して重視されるのは、プロダクト志向、人と組織への深い興味、変化への適応力、自律的に課題を発見し成果を出せる力です。シェアNo.1という安定感と、PEファンド傘下でのスケールアップという変化スピードを両立した稀有な環境のため、「上場SaaSの規律」と「スタートアップの裁量」のどちらも経験したい人にとって魅力的な選択肢になります。なお、カオナビのような人気HR SaaSは非公開求人として動くケースも多いため、独力での応募と並行して転職エージェントの活用もおすすめです。
A. 2026年5月時点では非上場企業です。2025年2月に米PEファンドのカーライル・グループによるTOBが発表され、同年3月にTOB成立、6月11日に東証グロース市場から上場廃止となりました。証券コード4435は上場廃止コードとなっており、現在はカーライル傘下で経営を継続中です。佐藤社長は5年後の再上場を公言しており、中長期的にはIPO再挑戦が想定されています。
A. はい、「My Work Style制度」を導入しており、ハイブリッド勤務(原則日本国内の自宅勤務)が可能です。フルリモート可ポジションも多く、コアタイムなしのスーパーフレックスタイム制、中抜け可のスイッチワーク、月±20時間の労働時間調整など、自律的な働き方を支える制度が整備されています。一方で、対面コミュニケーションが必要な場面では渋谷オフィスへの出社も行われており、完全在宅のみではない点には注意が必要です。
A. 「タレントマネジメントを軸に人的資本経営の中核を担いたい」「人材データの可視化と戦略人事に深く関わりたい」場合はカオナビ、「労務管理から人事DXを始めたい」「給与・勤怠を含むバックオフィス全体を統合したい」場合はSmartHRが向いています。両社の特徴はHRTechとは?で解説しているHRTechの領域分類(コア人事/タレマネ/組織開発)の違いとしても整理できます。最終的には、自社の人事戦略の優先順位と既存の人事システム構成に合わせて選定するのが定石です。
※ 本記事は公式公開情報および公開取材記事をもとに作成。最新情報は公式サイトをご確認ください。